どうも、@mystery777です。
宇宙には現代でも解明されていない様々な謎がありますが、数ある宇宙の謎の中でもブラックホールについて興味を持っている方は多いと思います。
この記事では子供から大人まで多くの人々を魅了する、全てを飲み込む漆黒の天体「ブラックホール」の中身や正体について解説していきたいと思います。
ブラックホールについては他にもたくさんの解説記事がありますが、どれも専門用語をたっぷり使っていて正直読んでも理解できないと思います。
この記事ではなるべく専門用語は使わずに、子供でも分かるように世界一分かりやすくブラックホールについて解説しています。
Contents
ブラックホールは光すら飲み込む奈落の落とし穴

ブラックホールとは宇宙に存在する天体の1つで、非常に強い重力を持つために、あらゆる物を飲み込み宇宙の奈落の落とし穴と言われています。
ブラックホールから抜け出すのは絶対に不可能

天体の重力から逃れるためには一定の速度が必要であり、この速度を「第二宇宙速度」と言います。
例えば地球の重力から逃げ出そうと思うと、秒速11kmの速度が必要とされています。
ブラックホールが持つ重力は地球とは比べられないほど巨大であり、ブラックホールからは宇宙一早い光すらも逃げ出せないため、光すらも飲み込んでしまうほどです。
そのためブラックホールは名前の通り真っ暗な天体で、目視では観察することは不可能とされています。
ブラックホールはエネルギーの塊

ブラックホールを簡単に説明すると、非常に大きなエネルギーを小さな入れ物に詰め込んだ、とても小さくとても重い存在です。
どれぐらい小さくて重いかと言うと、地球を直径1cmほどのパチンコ玉に詰め込んだぐらいになります。
これだけ小さいものにこれだけ大きなものが凝縮されているとなると、その天体が莫大なエネルギーを発していることは、少しは想像できるのではないでしょうか。
ブラックホールの正体は爆発した星の核

ブラックホールは宇宙に1つしかないと勘違いしている方が多いですが、ブラックホールは条件さえ揃えば誕生するとてもありふれた存在です。
巨大な星が一生を終えるときに起こす「超新星爆発」と呼ばれる爆発の後、星の核となる中心部分にエネルギーが集合します。それこそがブラックホールの正体です。
ブラックホールになれる星は超巨大な星のみ
ブラックホールは星が爆発して生まれると説明しましたが、全ての星がブラックホールになれるわけではありません。
ブラックホールは超エネルギーの塊ですので、質量の大きい超巨大な星のみがブラックホールになる資格があるのです。
どれぐらい巨大な星かと言うと、皆さんが知っている太陽でも小さすぎてブラックホールにはなれないほどです。
ブラックホールに吸い込まれ人間は2つに分裂する

もしブラックホールに落ちたらどなるのか、「一瞬にして消滅する」「ぐちゃぐちゃになる」など、誰もが一度は想像したことがあるのではないでしょうか。
実際にブラックホールに人間が落ちると、まず身体が2つに分裂し、一方は灰となって消え、もう一方はそのままの状態でブラックホールに落ちていくようです。
いまだ解明されない無限重力の特異点の謎

ブラックホールの中心点は「特異点」と呼ばれ、その場所は重力と密度が無限大であり、未だ解明されない謎多き場所とされています。
この中心点ではあらゆる物理法則が無視され、この場所に落ちると何が起きるかは誰にも分からないようです。
ブラックホールが星を飲み込みイメージ動画
観測されたブラックホールの情報を元に、ブラックホールが星を飲み込む瞬間を再現した動画をNASAがYouTubeにて公開しています。
ブラックホールに吸い込まれた星は、まるでスライムのように種に伸び、光もろとも中心部にあっという間に吸い込まれてしまいました。

3種類あるブラックホール
ブラックホールは条件さえ揃えば誕生するありふれた存在と書きましたが、ブラックホールには大きく3つの種類があるとされています。
惑星ブラックホール

惑星ブラックホールは3種類あるブラックホールの中で一番小さく、銀河の中にも数億と数えきれないほど存在するようです。
天体の大きさとしては1つの都市レベルですが、ブラックホールなので質量は重く、太陽の3倍以上の重さとなっています。
中間質量ブラックホール

惑星ブラックホールより大きいのが中間質量ブラックホールであり、3種類あるブラックホールの中でちょうど中間の大きさです。
超巨大ブラックホール

3種類あるブラックホールの中でも圧倒的に大きいのがこの超巨大ブラックホールで、太陽の2倍程度の大きさでありながらも、質量はなんと太陽の10億倍です。
超巨大ブラックホールは一度入ると抜け出せなくなる領域となる半径(シュヴァルツシルト半径)も遥かに大きく、通常のブラックホールが半径30km程度に対して、半径10000億kmだと言われております。
この超巨大ブラックホールは銀河の中心に位置し、まさに宇宙に存在する漆黒の怪物と言えるほどの存在です。
ブラックホールとホワイトホールの関係

ブラックホールと対として語られ、アインシュタインの相対性理論から存在するとされる天体がホワイトホールです。
ブラックホールが様々なものを飲み込む存在に対して、ホワイトホールはブラックホールが吸い込んだものを吐き出す天体と言われています、
吸い込んだものはどこかで吐き出されるという極当たり前の考えですが、ホワイトホールは実際に観測されたこともなくその存在は未だ証明されていません。
最後に
ブラックホールは現代においてもまだまだ分かっていないことが多く、宇宙もそうですがその謎の多ささ故に人々は惹きつけられのかもしれません。
もっともっと科学が進んで、ブラックホールやホワイトホールの全てが分かる、そんな時代が今から待ち遠しいですね。
以上、ブラックホールの正体や中身についてでした。
信じるか信じないかは、アナタ次第!( ゚д゚ )
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